これからの公園づくりとは

私たちが何気なく使っている公園も、そこにあるということは、誰かが作ったということです。それも、もちろん、適当に作ったわけではなく、ある設計の基準に基づいて作られているのです。では、これからはどのような基準で公園をつくっていけばいいのでしょうか。

まず、公園の歴史を振り返りましょう。公園という言葉は、明治六年に初めて使われました。みんなが楽しめる場所として、日本初の公園が指定され、その後もその数を増やしていきました。その中で、効率的な整備方法が完成されていき、フォーマットに則り、基本的な遊具であるすべり台やブランコなどを整備した公園が大量に配置されていきました。

量が十分に行き渡ったあとは、公園の質の向上が図られていきました。豊富な遊具のある公園や、避難場所として優れた設備のある公園など、様々な種類の公園が作られていきました。

現代においては、少子高齢化によって、公園は子供の遊び場ではなくなってきています。そもそも遊具は必要なのか、ということも考えなければいけない時代においては、公園づくりの基準は、個性、といえるでしょう。つまり、ターゲット層を考え、どのような人にどのように利用してほしいか考え抜いた上で設計するということが重要です。

今後も様々な公園が生まれるでしょう。ぜひ楽しみながら利用しましょう。